カテゴリ:生活指導
思い込みによる悪循環
学校祭の準備、おつかれさまです。久しぶりに学校の中を歩いて、部門会の活動の様子などを見させてもらいました。どんなことにも一生懸命に取り組む姿は、とても清々しいなぁと感じ、見ているこちらが元気をもらうような思いでした。
階段では、各学年掲示板の先生の言葉に目がとまりました。どの言葉も、じーんと心に染みわたるような思いで読ませてもらいました。1学年の掲示には、「苦手な人にどう向き合ったらよいか」について書かれていました。その内容に影響を受けてブログを書いてみることにしました。
誰しも、苦手だと感じる人はいると思います。自分がその人のことを“苦手だ”と勝手に下した評価にしかすぎないのに、「あの人は嫌な人だなぁ」と思っていると、“あの人”が“嫌な人”であることが事実であるかのように思い込むようになります。
そうなると、「嫌な人だ」が事実であるかのようにして扱われて、その人と接する機会を減らします。そうなると、さらに、その人を苦手と感じさせ、さらに、その人と接する機会を減らす、という悪循環になります。
私たちは、誰しも、自分の頭の中で考えた説明を信じ込む傾向があります。
思い込みが、人のよいところを見つける機会を奪ってしまうことにもなるのです。
みなさんはどう感じましたか?
それって、なんかもったいないような気もしてきますよね。
“苦手だなぁ”と思いながらも、ちょっと勇気をだしてその人のことをよく観察したり話したりしてみましょう。きっと、新しい発見があるはずです。勇気をだしてやってみたことを、ぜひ、誰かに伝えてみてください。さらに新しい気づきがあるかもしれません。
スクールカウンセラー