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2022年11月の記事一覧

2年生 10月の道徳

2年生10月の道徳 「心でいただく伝統の味」

 

<教材について>

 和食は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。ただ、あまりにも身近な存在すぎて、私たちはそのすばらしさに十分気づいていないようにも思われます。

 和食の文化を育んだ日本の風土、一汁三菜を基本とした理想的な栄養バランス、四季の美しさが表現されていること、年中行事との関わり、食べ物に対する感謝の気持ち、心でいただくという精神性、食事の際の流儀や作法の大切さ、さらに外国の食文化を柔軟に取り入れながら、豊かに変化し続ける懐の深さ……。

 当たり前すぎる普段の食事を改めて見つめ、和食について思うことを語り合いました。

 

<生徒の感想>

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 何気なく「いただきます」や「ごちそうさま」と毎日言っているけれども、それにもしっかりとした意味があるということが分かりました。これから食材を育てている人、食事を作ってくれている人達に、感謝をしたいと思います。

2-2

 今回和食について学習して、私たちは洋食やイタリアンなど和食以外のものを食べる機会も多いですが、そのようなときでも作法(「いただきます」など)は変わらず、そういったところが日本人の良さだと思います。細かいかもしれませんが、作法を忘れずにしていきたいと思います。

2-3

 今回の授業で、和食のおかげで日本人の心が作られていることを知ることができました。日本人の礼儀正しさは和食の食べ方につながっていると思います。和食が消えないかぎり、日本人の礼儀の正しさはなくならないと思いました。

2-4

 日本の良さは、和食を通して「相手に対する思い」や「感謝の気持ち」を大切にしていることだと思います。この日本に生まれた日本人として、大切にしていきたいと思いました。

2-5

 ただ食べるだけではなく、その料理が口に入るまでに、作ってくれた人、材料を運んでくれた人、材料の動物や植物、それを育てた人など色々な人が関わっているのを理解し、感謝の気持ちを持って食べることが大切だと思いました。和食を誇りに思い、自分も他人も不快にならない食べ方を心がけたいです。

 

 今日も感謝の気持ちを込めて、「いただきます!」

2学年 弁護士の先生と学ぶ「いじめ防止授業」

 11月10日(木)の6限目に、大東中学校出身の弁護士である清水孝行先生にお越しいただき、「いじめ」について考える授業を行いました。生徒たちは、普段、「いじめ」はダメだとわかっていても、なぜダメなのかということは考えたことがない生徒が多く、今回の清水先生のお話を聞き、いじめはいじめられた人の「人権」を傷つけることだと知り、生徒はいじめについて改めて考え自分を見つめ直すことができました。

授業を受けての生徒の感想です。

  私は、今まではいじめられている人をみても、絶対に注意できませんでした。自分が関わっていなければいじめではないと見て見ぬふりをしていたと思います。でも、それはちゃんとしたいじめ、傍観という行為だったということがわかりました。これからは、いじめられている人を見つけたら少しでも話してあげるなど、その人の悲しさのコップの水が満杯にならないようにしたいです。(1組生徒)

  私は、今まで「いじめは何でダメか」って考えたことがなかったです。相手が傷つくし、よくない思いをします。そして、特に「人権」が関係しているとわかりました。人にはそれぞれの人権があるので、そのことを理解し、発言や行動に注意していきたいと思いました。(2組生徒)

  今回の弁護士の先生の授業を受けて、人権を大切にするということがわかりました。いじめられる人にも人権はあるので、その人権を大切にしないとダメだと思いました。もし、自分がいじめられている人を見かけたら、観衆や傍観者になるのではなく、いじめを注意して、止められる人になりたいです。(3組生徒)

  いじめは始まったら止めるのが難しいとわかりました。直接いじめてなくても、それを見ているだけで「小さなYES」を送ってしまうので、いじめを止めようと行動して「小さなNO」を送ることが大切だとわかりました。見て見ぬふりではなく、いじめが起こせない雰囲気を作ろうと思いました。自分の行動、周りの行動を注意して、いじめを起こさせないように気をつけたいです。(4組生徒)

 私は、いじめはダメだということは前から知っていたけど、「なんでダメなのか」や「どこからいじめ」などということは全然知りませんでした。けれど、今日の先生の話を聞いて、いじめはいじめられる人の人権を傷つけているということがわかりました。それと、周りでただ見ているだけの人も「小さなYES」を送ってしまっているということがわかりました。これからは、いじめられている人がいたら見て見ぬふりをせず少しでも寄り添ってあげられるようになりたいです。(5組生徒)

11月は児童虐待防止推進月間

 昨日、弁護士、県教育委員会指導主事を招いて、2年生がいじめについて考える授業を行いました。

 児童虐待防止推進月間にあたり児童虐待の根絶に向けて、永岡桂子文部科学大臣から次のようなメッセージが発信されています。文部科学省のホームページにも掲載されています。

生徒の皆さんへ

 いじめで困ったり自分の友人のことで不安や悩みがあったりしたら一人で悩まず、いつでもすぐ電話で相談してください。

  24時間子供SOSダイヤル  0120-0-78310(なやみいおう)

保護者、学校関係者、地域の皆様へ

 ◇ 11月は児童虐待防止推進月間です。子供たちへの虐待は、児童相談所の相談対応件数(速報値)が過去最多を更新、高止まりしており、極めて深刻な状況です。児童虐待により子供たちが傷つき、亡くなるようなことは、何としても無くさなければなりません。

虐待は、しつけとは違い、子供の成長と人格形成に深刻な影響を与えます。殴る、蹴るといった目に見える身体的虐待だけではなく、食事を与えない、放置する等のネグレクト、言葉によっておどかす、無視する等の心理的虐待、性的虐待など様々な形で行われます。

 ◇ 保護者の皆さま、親子の未来を守るため、大切なお子さまの健やかな成長のため、「虐待はしない」と誓ってください。心に余裕がない時はストレスの解消など、皆さま自身が休むことも大切です。子育てに不安や悩みがある時には、一人で抱え込まずに身近な人に相談したり、自治体の相談窓口等を頼ったりしてください。

 ◇ 学校関係者の皆さま、日頃から子供たちと接する中で、児童虐待と疑われる事案に気付いた際は、速やかにチームとして対応し、市町村や児童相談所に通告するとともに、関係機関と連携して対応してください。

 ◇ 地域の皆さま、是非、子供や保護者の様子に関心を持って見守ってください。みなさまの声かけや日頃からのつながりが、保護者の不安軽減にもつながります。そして、子供の衣服や体がいつも汚れている、保護者が子育てに無関心であるなど虐待が疑われるサインに気付いた際は、ためらわずに最寄りの児童相談所に繋がる全国共通ダイヤル「189」(“いちはやく”)に相談・通告してください。

児童虐待の防止には、家庭・学校・地域が一丸となって子供たちを見守り、育てる体制づくりが重要です。文部科学省としても、関係省庁とともに取組を推進してまいります。皆さまの御理解と御協力を心からお願い申し上げます。