2021年12月の記事一覧
全校道徳
昭和23年国際連合総会において、「世界人権宣言」が採択されました。世界人権宣言は、基本的人権の尊重の原則を定めたもので、採択日の12月10日は「人権デー(Human Right Day)と定められています。
大東中学校では「人権デー」に合わせて、12月13日~17日を全校道徳週間とし、松谷みよ子作「わたしのいもうと」を各クラスで読み、全校道徳の授業を行いました。
<教材について>
「わたしのいもうと」は、作者の松谷みよ子さんのもとに届けられた、読者からの一通の手紙をもとに書かれました。いじめで亡くなった少女のお姉さんからの手紙をもとに書かれた実話です。
少女は小学4年生のときにいじめにあい、7年間の時をへて、亡くなります。「わたしを いじめたひとたちは もう わたしを わすれてしまったでしょうね あそびたかったのに べんきょうしたかったのに」という手紙を残して……。
筆者の「あとがき」には、いじめで妹を亡くしたお姉さんからの手紙の内容がさらに書かれています。「自分より弱いものをいじめる。自分とおなじでないものを許さない。そうした差別こそが戦争へとつながるのではないでしょうか」。
<絵本・平和のために>シリーズに収められた作品を読むことを通して、全校で「命・平和の尊さ」について考えました。
<生徒の感想>
1年生
いじめは僕が思っているよりも重いことで、失うものがたくさんあるということが分かりました。いじめをしている人は、自分を客観的に見て、するべきことは本当にこれなのかを考えることが大切だと思いました。これからは他人を悲しませないような行動をとっていきたいと思います。
2年生
気に入らないことや、意見の対立があった時には、その人をいじめたり、差別をするのではなく、自分の心と相手の心を結んで、その人になって、どう思っているのかを考えたいと思いました。お互いへの尊敬の心を忘れないようにしたいです。
3年生
あらためて、いじめの恐さが分かりました。ずっといじめは絶対ダメと言われていましたが、いじめをすることで、いじめられた人の全てを奪ってしまい、もう取り返せない感じが、「わたしのいもうと」の話を聞いて伝わってきました。いじめや差別をなくすために、もっとできることを考えたいです。
降雪・積雪・凍結時の登下校について
天気予報では、今日の夜から雪となる予報が出ています。福井市内の平地でも10cmから20cmの降雪量が予想されています。この天気は土曜日、日曜日も続く模様です。
したがいまして、18日(土)、19日(日)部活動が計画されている場合、自転車通学を禁止とします。徒歩または車での送迎をお願いします。
20日(月)は雨の予報になっていますが、路肩に雪が残っている場合や、最新の天気予報で降雪が予想される場合は、自転車での登校を禁止とします。ご家庭で判断をしてください。
これからますます冬型の天気の日が増えていくことが予想されます。通学時の安全確保のため、降雪時・積雪時・凍結時には自転車通学を禁止にさせていただきます。また、そのようなことが天気予報で予想される場合につきましても同様とさせていただきます。
なお、明らかに降雪・積雪・凍結が予想される場合には、期間を設けて自転車通学を禁止にさせていただくことがあります。御理解・御協力をお願いいたします。
校長 水野克己
今週の給食
13日(月)
納豆は納豆菌によってビタミンB2が大豆より6倍も増え、骨を丈夫にするビタミンKもアップします。このほかにも腸内細菌を整えたり、血栓を溶かしたり、抗菌作用など大豆に含まれている有効作用がパワーアップします。家庭でも納豆をすすんで食べてください。
14日(火)
15日(水)
給食では、鯖を大きな釜で一度に煮るので、柔らかく味がしっかりしみておいしく仕上がります。
児童・生徒でも好きなメニューにあがってきます。
一人あたりに使用する調味料は醤油1.5g/酒2.5g/みりん0.7g/砂糖3.2g/甘味噌6.3gです。是非作ってみてください。
16日(木)
冬になると温かい麺類がおいしいですね。今日の給食では野菜がたっぷり入った五目うどんでした。
17日(金)
成長期のこの時期はカルシウムの摂取が大切ですが、日本人はカルシウムの摂取量が十分ではありません。
そのため、給食では定期的に煮干しを給食に出しています。
図書室より
おすすめの本
皆さん こんにちは。学校司書の吉田です。今日は全校道徳週間(12/13~12/17)にちなんで、本を一冊ご紹介します。
【「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこ作/新潮社】
2019年のノンフィクション本大賞受賞作。イギリスの元底辺中学校に通う息子さんの日常を、母のブレイディみかこさんが描いた作品です。日本にいると、人種・文化の違いや、それらが共生することの難しさについて、中学生が日常の中で、こんなに真剣に考えることは少ないかもしれません。けれど息子さんの毎日には、いろんな線引きや摩擦が生活に直結して横たわっています。この作品を読むと、まずそのことに驚かされます。
すごいなと思うのは、この息子さんの考え方。彼はいつも「人として、どうあるべきか」という視点で物事をとらえているように感じます。人種、文化、歴史など、いろんなものが異なっていても、「同じ人間であること」は、誰にも共通で、共有できる事実です。そういう視点で行動して、しなやかに差別の壁を乗り越えていく中学生たち。また、彼を支える母・みかこさんの姿や、生徒を応援する中学校の先生方も印象的でした。読み終えると、さわやかな気持ちになれる一冊です。
☆図書室に、「人権に関する本を集めたコーナー」を作りました。読書を通して、人権を考えるきっかけにしていただけると、幸いです。
12月6日~10日の給食
6日(月)
8日(水)
9日(木)
「歯っピー給食」の日
カルシウムたっぷり、噛み応えのある給食です。
10日(金)