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スマホが睡眠におよぼす影響について

 文部科学省が行ったある調査によると、夜10時以降まで起きている中学生は91.9%、午前0時以降まで起きているのが22.0%、睡眠時間が十分でないと感じている中学生が24.8%となっています。

 そして、携帯電話、スマホとの接触時間(ゲームを除く)が長いほど就寝時刻が遅く、寝る直前まで各種の情報機器に接触することがよくある子どもほど、朝、布団から出るのがつらいと感じる割合が高くなっていました。オンラインゲームの最も盛んな時間帯は深夜です。LINEなどのSNS利用で「寝落ちする」という言葉も使われるほどです。

 生物学的にも、スマホやタブレットから出るブルーライトは、脳にも働きかけて昼間と勘違いさせ、体内時計を狂わせることがわかっています。寝る前まで使うことは、睡眠の時間を減らし、睡眠の質を下げ、子どもたちの健康に甚大な被害をもたらすことが目に見えているのです。

 なんとなく起きている、眠たくなるまで待っているということでは、睡眠習慣は身に付きません。寝る時刻を決めて、スケジュールを立て、寝る2時間前には電子メディア機器を使用しないよう心がけましょう。

 親子でメディア接触時間の制限を心がけ、話す時間を持ちましょう。

 

スクールカウンセラー