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1年生 10月の道徳

1年生 10月の道徳 

<教材について>

「命のトランジットビザ」

校外学習で訪れた敦賀に縁のある、杉原千畝について書かれた文章です。

 

1940年リトアニア・カウナス。外交官として日本領事館にて勤務していた杉原に、決断を迫られる出来事が起こります。ナチスの目を盗んで逃げてきたユダヤ人が、ヨーローッパから逃れるために、日本への通過ビザを求め、領事館をおしかけます。

日本の外務省へあてた電報の答えは、「正規の手続きができない者に、ビザを出してはいけない」。

ビザを発給しユダヤ人の命を救うべきか、命令に従って外交官としての輝かしい道を守るべきか、千畝は悩み、そして一つの答えを出したのでした。

主人公の葛藤から、人として正しいことを行い、世界平和に力を尽くすためには何が大切か、考えさせられる教材です。

 

<生徒の感想>

1-1

 僕は世界を平和にするためには、人を思いやる心が大切だと思います。理由は、人を思うということで人との関わりがより強くなり、世界平和に一歩近づくと思ったからです。人を思いやるというのはとても簡単でよく言われていることのように思うかもしれないが、人を思いやることができれば正しいこともできるし、力を尽くすことができると思う。

1-2

 人として正しいことを行うためには、まず小さなことから始めてみるといいと思う。約束を守ったり、ルールを守ったりして、一人一人が自分の行動に責任を持つ。そして、けんかやいじめ、争いなどを少しずつなくしていくことが大切。

1-3

 戦争で死んだ人がたくさんいるので、戦争がとても怖いことが分かりました。世界平和に力を尽くすためにみんなが協力し合い、信頼し合うことが大切だと思います。これからも日常的に、けんかもすることがあると思うけど、みんなが仲良くしていきたいと思います。

1-4

 僕は優しさと行動力が大切だと思います。人を助けるために必要な力が何かを考えたら、優しさと行動力が必要だと思った。だから、杉原さんが、損をすることが分かっていたにも関わらず、ユダヤ難民の何千人という人達を救ったことに感動しました。僕も杉原さんのように困っている人がいたら助けてあげられる大人になりたいです。

1-5

 私は人の心を忘れないことが正しい行いにつながると思う。この文章を読んで、どこにも逃げ場がないユダヤ人のことを考えると、心が揺れます。私が杉原さんだったら、ビザの発行は難しいと思う。自分と家族を優先してしまうと思う。杉原さんくらい優しい人になってみたい。