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「教員コラム」の記事一覧

ビル・ハリスという世界的なセラピストがいる。

彼は言う。「どのようなセミナーでも参加者全体の2%しか学んだことを実行しない。残りの98%は何もしない。皆さんは可能性に満ちた存在であるが、何かを達成するには、実際に行動を起こさなければならない。」

ということは、30人いる自分の学級で、「これをやるといいよ」と力説しても、実行する生徒が1人いれば上々ということになる。

頭を殴られたような気がした。

それからの話は、「君たちは可能性に満ちた存在だから、何かを得たいのなら行動を起こさなければならない」とだけ言うようになった。本をたくさん読むのもやめた。いくら知識があっても行動に移さなければ意味がないからだ。浮かんだアイデアを形にすることにこだわるようになった。「小さなことでもやってみよう」と勧めるようになった。

よくある赤字工場再建物語はトイレをきれいにすること、不要なものを捨てることから始まる。うまくいっていないところは流れがよどんで汚い。だからきれいにすることから始まる。当たり前のことだけど、なかなか行われていないのが現状だ。

よい環境を創れば、人は勝手に育っていく。言うのは簡単だが、それが一番難しい。(了)

 

その学校の様子が一目でわかるところがある。それはどこだろうか?

生徒玄関である。

落ち着いた学校は、下足箱の靴がそろっている。かかとが履きつぶされていない。

トイレがきれいな学校も、間違いなく生徒が落ち着いている。

だから、学校に来ることがあったら、ぜひ生徒玄関の下足箱を見ていただくといい。

落ち着いた生活を送っている生徒は、靴がきちんとそろっているし、履きつぶしたあともない。成績が伸びるかどうかも、靴を見ればわかる。

教育学者の森信三先生は、「学校の再建はまず紙くずを拾うことから。次には靴箱のかかとが揃うように。真の教育はこうした眼前の些事からスタートせねば一校主宰者たる資格なし。」と述べている。しつけは、「ハイの返事」「あいさつ」「はきものをそろえる」の3つで、これだけやれば他のしつけはできるようになるとも言っている。

靴と下足箱には、その学校に通う生徒の心が現れている。(つづく)

 

学年主任になったころから、朝の日課は校舎内をすみずみまで見回ることだった。

ゴミが落ちていればゴミ箱に捨て、トイレットペーパーがなくなっていれば補充し、蛍光灯が切れていれば取り替えた。生徒が登校する前にきれいにしておく。生徒には汚いところ、壊れているところを見せないよう心がけた。

皆さんは「壊れた窓」理論を知っているだろうか?

この理論は「無傷の建物なら石を投げない人間でも、すでに窓がひとつ壊れている建物なら、もうひとつ窓を壊すことには抵抗を感じないし、さらに、次々に窓を割っていくだろう」と考える。

ゴミが落ちていれば、ゴミを落とすことに躊躇はしないし、そのうち落書きなども平気でするようになって、どんどんエスカレートしていく。

そうならないために、小さなことをおろそかにせず、些細な問題が大きな惨事に発展するのを防げ、ということを元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニ氏の本から学んだ。

このことは、彼の「リーダーシップ」という本に詳しく書かれている。経営に興味がある人にはオススメである。

(つづく)

毎日、学校の周りのゴミ拾いをしている。田んぼに囲まれた田園地帯。ゴミはもともと多くない。たまに落ちているのはタバコの吸い殻とコンビニで買った食べ物の包みやコップ。バケツと火ばさみを持ってそれらを拾いながらゆっくり歩く。時には田んぼの中にも入っていく。テニスや野球のボールが田んぼに入って、農家の人には迷惑をかけているので、せめてものお返しである。

自分は気がつく方ではない。だから、きれいにかたづけていつも同じ状態を保つ。同じ状態にしておけば、何かあればすぐにわかる。そうやって小さな変化を見逃さないよう心がけてきた。

きれいにしておけば、気持ちがいいし、やる気も出る。何よりきれいにしておけば、汚そうという人は出てこない。本校には、玄関や中庭、グラウンドの花壇を花でいっぱいにしてくださる方がいるので、来校される方を気持ちよく迎えられる。大変ありがたいことだし、なかなかできることではない。(つづく)

 

3年生にとって進路は大きな問題だ。

昨年は、授業料の無償化が後押しとなって、私立高校に人気が集まり、しかもどの私立高校も定員を超えて合格者を出したため、ほとんどの県立高校が募集定員に達せず、大きな穴があいた。

受験者数が定員を大きく超えたのは、藤島高校、高志高校、武生高校の3校しかない。推薦制では人気があった福井商業高校も試験制では、定員に満たない学科があり、2次募集が行われた。

この私立志向は全国的な傾向である。来年のことを予想することは難しいが、このまま私立志向は続くけれど、県立高校への揺り戻しがあると思っている。

これまでの経験から、多くの県立高校は、真面目に授業を受けて、課題をきちんとやっていれば合格できる学力は身につく。合否を決めるのは、最後まで努力し続けられるかだ。推薦で合格が決まる、私立高校に進学する、と周りの友達の進路が確定していく中で、自分だけが最後の最後まで(3月まで)勉強を続けていくのはつらい。つらいから、あきらめてしまう。校長室の扉をたたく生徒は、そのつらさに耐える覚悟ができているし、途中であきらめないよう、退路も絶っている。入試には、短いながらもその生徒のそれまでの人生があらわれている。

未来への扉は、いつでも開いている。あとは、いつ、だれがその扉をたたくかだ!(了)

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