英語を学ぼう!(第2回)
実は、令和3年度から中学の英語はとても難しくなる。使われる教科書が難しくなるからだ。新しい教科書は、小学校で英語活動に慣れ親しんだことを前提に作られている。
まず、中学卒業までに学ぶ単語が増える。現在の教科書では1200語程度だか、新しい教科書では1600語〜1800語。これに小学校で学んだ600語〜700語が加わって、2200語以上になる。これだけ学べば、日常会話の90%以上はカバーできる。英英辞典は約2000語ですべての単語を説明しているから、英英辞典も使えるぐらいの単語数だ。そして、英文がどんどん長くなる。長い英文を速く正しく読み取ることが求められる。加えて、「使える英語力」ということで、「即興」での言語活動が増える。インタビューをしたり、スピーチをしたり、授業の中で話す機会が増えていく。
今までの教科書とのギャップが大きくて、来年の3年生、2年生は英語が難しいと感じる生徒が増えるはずだ。(つづく)