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10月27日~29日 1年生味覚の授業

10月27日~29日に1年生で「味覚の授業」を行いました。グランディア芳泉の総料理長・部谷保先生を講師に迎え、「和食」のすばらしさを教えていただきました。

味覚のひとつ「うま味」は日本で発見されたもので、いろいろなだしから「うま味」をとることができ、料理により使い分けをしていることを教えてもらいました。

昆布の長さに歓声があがりました。

この後、「昆布だし」と「かつおだし」の味比べをして、香り、色、味が全然違うことに気づきました。

 

 

 

お待ちかねの試食です。「昆布と鰹節のあわせだし」で作ったお吸い物です。

漆の器に「かぶら真丈・紅葉人参・松葉隠元・ゆず」が盛り付けられ、日本食には、料理一つ一つに季節や風情、器一つにも意味があること教えてもらい、また歓声があがりました。器の持ち方、食べ方の作法も教えてもらいました。

素材を生かした優しい味でどれもがおいしかったと感想をくれました。

どの生徒も部谷先生の包丁さばきに釘付けになっていました。

目の前で、食材をあますことなく包丁一つでいろいろな形に作り上げる度に、歓声があがっていました。 

  

最後に、部谷先生から、これからにむけてのエールの言葉をもらい、一人一人が真剣なまなざしで聞いている様子がみられ、この時期に「味覚の授業」が実施できてよかったなと思いました。

 

 

 

笑う生徒からの感想(抜粋)笑う

・「うま味」は江戸時代に日本で発見された味であること、「UMAMI」は全世界共通の言葉であることを初めて知った。また、いろいろな食材でだしをとることができ、栄養や味も違うことを知った。「昆布」と「鰹節」だけのだしは「色・香り・味」が違い、どれもおいしかったけど、合わさるともっとおいしくなってびっくりした。相乗効果でうま味が7倍になると教えてもらったが、それ以上だと思った。

・削り立ての鰹節はとてもいい香りがして、今まで食べたことのない風味だった。

・お吸い物の椀の蓋をとった瞬間、季節に合わせて紅葉の人参や隠元が飾り切りされていて盛り付けの綺麗さ、柚の香り、優しい味にびっくりした。また食べたい。苦手な魚も食べられた。

・日本料理は季節に応じて器をかえたりしてすごいと思った。器の持ち方、箸の持ち方、食べ方などの作法も知ることができた。日本料理は奥が深いなと思った。

・福井県にはいろいろな農産物、日本に誇れる食材がたくさんあることを知ることができ、いろいろな福井の味を食べてみたいと思った。

・「身につけた技術は誰にも奪われない」「お金はすぐなくなるけど、自分で身につけた技術や知識はなくならない」という言葉に、自分も挑戦したい、やりがいのある仕事をみつけたいと思った。

・私は和食より洋食の方が好きで和食なんて古いと思っていたけど、ファーストフードや外国の料理にはない美しくて細やかな味を知ることができて、和食ってすごいんだと感じることができました。

・(驚く・ビックリ全員の感想です期待・ワクワク)包丁ひとつで野菜を自由自在にいろいろな形の作品に作り上げていてすごいな、料理人ってかっこいいなと思いました。自分も挑戦してみたいと思いました。