🧑🍳だしの力を体感「味覚の授業」〜1年生家庭科~🥣
毎年、福井県の「食」の未来を支える食育推進事業を活用し、一流の料理人をお迎えして、家庭科の授業で「味覚の授業」を行っています。
今年も、10月7日(火)に1年1組・3組・5組、8日(水)に2組・4組で実施しました。今回は、『開花亭Sou-an』の料理長・畑地さんを講師としてお迎えしました。畑地さんは「現代の名工」に選ばれ、「黄綬褒章」も受章されている、まさに日本を代表する料理人です。
授業は、「五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)」と「五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)」の話から始まりました。その後、実際に昆布だけで取っただし汁を試飲。
「おいしい」と答えた生徒は1人だけで、「おいしくない」と感じた生徒が多くいました。
次に、鰹節を加えただしを試飲すると、「おいしい」と感じる生徒が増加。
<沸騰させて、火を消してから鰹節をたっぷり入れてだしを取ります>
<視覚を使って確認、だし汁はおいしそうな色になっています>
最後に、調味料と具材を加えたすまし汁をいただきました。
🍲 椀物の基本構成
畑地さんからは、椀物(汁物)の基本についても教えていただきました。
- 椀種(汁物の主役):ごま豆腐
- 椀妻(椀種を引き立てる添え物・彩り):ほうれんそうとにんじん
- 吸い口(香りや季節感を添える香味野菜など):ゆず
調味料を加えることで、だしのうま味がさらに引き立ち、より深い味わいになっていました。
生徒たちは、実際に味わいながら「だしの力」や「味覚の奥深さ」を体感することができました。