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1年生の全員面談を終えて

 1年生の全員面談が終わりました。1分ほどの短い時間ですが、多くの生徒から、学校で楽しみなことやこれから挑戦してみたいことがあることを聞いて、これからの学校生活に前向きに取り組もうとする気持ちが伝わってきました。

 

☆不安との付き合い方

 事前に記入していただいた自己PRには、不安についての内容が多く見受けられました。

    多かったもの:勉強についていけるか不安です。高校に行けるか不安です。学校のテストが不安です。友達とうまく話せるか不安です。給食が全部食べられるか不安です。などなど。

 そこで、不安との付き合い方をお伝えします。

 

①   問題解決にむけて何ができそうかを考えて行動しましょう

 問題があると、あれこれと考えて不安になるけれど、問題の解決に向けて動くことはしない。そんな人は多いものです。しかし、それではいつまでも問題はなくならず、不安が続くことになります。ずっと心配し続けるよりも対処法を探して行動を起こす方が、結果として不安が解消されることもあります。悩むよりも行動してみましょう。

 

②   自信をもつことも大切

 人はどうしてもうまくいっていないことに目が向いてしまいがちです。行動したら、その中から、できたことを見つけて、自分をほめましょう。できたことに気づいて自分のことを認められると、何か変わるかもしれません。

 

③    不安は不安のままにしておきましょう

 不安が強くなると、このままでは何とかしないと、不安が高じておかしくなってしまうのではないか?とさらに不安になったりします。不安とは、どうやら追いかけるとさらに苦痛が増すという特徴があるようです。実は、不安をなくそうとしたり、逃れようともがくことが、かえって不安を強め、それ自体にエネルギーを奪われてしまうことになるのです。大切なのは、不安になっていることに気づいて、そのままにしておくということです。そのままにして、その時にしていたこと、今すべきことを続けていると、自然に不安は消えていきます。

 

☆身近な相談相手を見つけておきましょう

 面談の感想では、「困ったときはスクールカウンセラーに相談したいです」という言葉を多くいただきました。相談しやすいと感じてもらえたとしたら、全員面談をした甲斐がありました。これから先、困ったり悩んだりしたときは遠慮なく話をしにきてもらえるといいなと思います。でも、必ずしもカウンセラーに相談しないといけないわけではありません。担任の先生や、家族、友達など自分が相談しやすい人に話をするのがいいと思います。身近な人の中に、最後まで話を聴いてくれる人がいるかもしれません。普段からそのような方を見つけておくと、困ったときに話して心のリフレッシュができると思います。

                                        スクールカウンセラー