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2020年3月の記事一覧

新しい教科書が届く!

今日、新しい教科書が届きました。皆さんに勧めたい勉強法に、もらった教科書を読んでみるということがあります。

「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」(新井紀子著)という本には、AI(人工知能)が発達してくると、多くの仕事がAIに代替され、読解力がない人間は失業するしかない、ということが書かれています。本はずいぶん話題になりました。これからの子どもたちに読解力が必要だということは間違いないことだと思います。

では、その読解力はどのようにして身につけるのでしょうか。本の中で、筆者は教科書を読むことを勧めています。中学校で習うことは、すべて教科書に書かれています。教科書をしっかり理解すれば、参考書や問題集はいらないのです。東大や京大に合格した生徒も教科書の大切さを強調しています。

皆さんも新しい教科書を手にしたら、できるだけ早い時期に読んでみてください。遠回りのように見えて、とても近道な、しかも効果のある勉強法だと思います。

 

 

 

 

いよいよ、明日から新年度!

 

生徒の皆さん、元気ですか? 今日は朝からいい天気です。

いよいよ、明日から令和2年度が始まり、1年生は2年生に、2年生は3年生に進級します。今日は、新しい教科書が届く予定です。午前中は新たに赴任された先生方も集まり、職員連絡会が開かれ、午後からは4階の新入生の教室を開けるため、2階、3階に荷物を移動します。少しずつ皆さんといっしょに授業を再開する準備を進めています。体育館駐車場の桜は、学校中で一番早く咲き始めました。花壇のチューリップも咲き始めました。グラウンドは、きれいに整地されて皆さんを待っています。まもなく授業が再開されます。3つの密を避けて、生活してください。

校長 湯口 和弘

いよいよ令和元年度も残り2日!

令和元年度も残り2日となりました。福井県の感染者が13名となりました。感染拡大防止のため、「3つの密」を避けて生活していただきたいと思います。

それぞれの学年は、進級に向けての事務作業を行っています。入学式の準備も教職員で行う予定です。

校庭の桜も、少しずつ咲き始めました。4月8日に学校が再開できることを願っています。

校長 湯口 和弘

 

校長室の扉をたたく!(最終回)

3年生にとって進路は大きな問題だ。

昨年は、授業料の無償化が後押しとなって、私立高校に人気が集まり、しかもどの私立高校も定員を超えて合格者を出したため、ほとんどの県立高校が募集定員に達せず、大きな穴があいた。

受験者数が定員を大きく超えたのは、藤島高校、高志高校、武生高校の3校しかない。推薦制では人気があった福井商業高校も試験制では、定員に満たない学科があり、2次募集が行われた。

この私立志向は全国的な傾向である。来年のことを予想することは難しいが、このまま私立志向は続くけれど、県立高校への揺り戻しがあると思っている。

これまでの経験から、多くの県立高校は、真面目に授業を受けて、課題をきちんとやっていれば合格できる学力は身につく。合否を決めるのは、最後まで努力し続けられるかだ。推薦で合格が決まる、私立高校に進学する、と周りの友達の進路が確定していく中で、自分だけが最後の最後まで(3月まで)勉強を続けていくのはつらい。つらいから、あきらめてしまう。校長室の扉をたたく生徒は、そのつらさに耐える覚悟ができているし、途中であきらめないよう、退路も絶っている。入試には、短いながらもその生徒のそれまでの人生があらわれている。

未来への扉は、いつでも開いている。あとは、いつ、だれがその扉をたたくかだ!(了)

福井地区春季強化大会について

今朝、4月に実施予定の福井地区春季強化大会については、4月2日を目処に決定されるとお知らせしましたが、先ほど中止するという連絡が入りました。

新型コロナウイルス感染のリスクを考えたことはもちろんですが、4月7日までは部活動が再開されないことで、部活動中止の期間が一ヶ月以上になり、急な運動再開によるケガを防止するということを考慮して、福井地区春季強化大会の中止が決定されました。大変残念なことですが、ご理解をお願いいたします。

また、4月からのノー部活動デーはどうなるのか、という問い合せがありました。来年度も原則として水曜日をノー部活デー(ノー残業デー)にあてるつもりです。曜日を変更する予定はありません。ただし、その週の中で、他の日にどうしても部活動ができない日がある場合には、部活動の時間を確保するためにノー部活デーをその日に振り替えることは、昨年同様実施します。習い事等がある場合には顧問に申し出ていただければ結構です。よろしくお願いします。

校長 湯口 和弘

 

 

残念ですが春休みの登校、部活動はありません!

昨日、お知らせしましたが、福井市内で新型コロナウイルスの感染者が相次いで確認されたことを受け福井市教育委員会は、春休み最終日の4月7日まで小中学校の登校日の設定や部活動再開を取りやめることを決めました。

引き続き生徒の皆さんには、感染者集団形成の3条件(換気が悪い密閉空間、人が密集、近距離での会話や発声)を避けること、不要不急の外出を避けること、手洗いの励行をお願いします。また、今回のことをチャンスととらえ、今までの復習を計画的に行いましょう。特に、新3年生は受験です。ここで、きちんと勉強しておくか、それともだらっとして過ごすかは、後々大きな影響を与えます。誰も学校に1ヶ月も登校しないことになるとは思いもしなかったでしょう。でも、置かれた状況の中で、最もよい選択は何か考え、ベストを尽くすことが求められています。受験生は1,2年生の復習をしておくことが、志望校合格への近道です。まずは、机に向かって勉強しましょう。

部活動が4月8日まで再開できなくなると、4月に行われる春季の強化大会はどうなるのか、心配する皆さんも多いでしょう。大会を実施するかどうかについては、4月2日ごろを目処に最終決定される予定です。決まり次第、お知らせします。

最後に、校門の桜の写真を載せておきます。つぼみもふくらみ、皆さんが登校する時には、満開になっていると思います。もうしばらく、待ってください。

校長 湯口 和弘

 

 

新型コロナウイルス感染症対策のための学年始休業中の 対応について (通知)

先ほど、福井市教育委員会から保護者の皆様あてに、次のような通知が届いていますので、お知らせします。

校長 湯口 和弘

 

                                         令和2年3 月26日

福井市各幼小中学校
保護者の皆様
                                       福井市教育委員会教育長
    

        新型コロナウイルス感染症対策のための学年始休業中の 対応について (通知)


 日頃より本市の園児・児童・生徒の教育に御協力いただき、誠にありがとうございます。
 さて、令和2年3月19日に小中学校の保護者の皆様あてに、3月25日から 4月1日まで 、登校日・部活動を設けないことについてお知らせしたところですが、3月26日現在、感染者が5名に拡大したことから、本日開催の第4回福井市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を受け、感染拡大防止のため、4月2日 以降の対応として下記のとおり判断いたしました。
 つきましては、引き続き、御理解、御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。                    

                      記

1 4月2日から4月7日について 

 ・登校日を設けない(部活動を含む)

2 放課後児童会・児童クラブについて
  

  上記の観点を踏まえ 、家庭でお子様を監護できる場合は、可能な限り家庭で過ごせるようにしてください。

  なお、監護者がいない場合、登録児童については午前中からお預かりします。(新1年生についても同様の対

  応をお願いいたします。)

3 児童生徒の安全確保について
 ・ 保護者の皆様は、引き続き、過ごす場所や過ごし方等について、お子様と確認をお願いいたします 。
 ・万が一、児童 生徒並びにその御家族に感染が認められた場合は、速やかに学校へ連絡を入れてください 。

4 その他
 ・各幼小中学校では、教職員が一丸となって4月8日に入学式、始業式等が始められるよう準備を進めています。
 ・本通知はあくまで現時点での状況を踏まえたものとなっていますので、今後の状況を見ながら、変更や追加の判断等を行う場合があります 。

 

以上です。いろいろとが迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。何かありましたら、遠慮なく学校まで連絡ください。

校長室の扉をたたく!(第4回)

高校へ行くと数学はなおさら、重要になる。

学年が上がると数学が伸びない生徒は、計算力がない。計算問題を解かないとスピードはつかず、ひらめきも生まれない。小学生からの積み上げが大きく影響する教科だ。

その一方で数学は、不登校生徒の自信をつけるのに役に立つ。

もうずいぶん前の話だけれど、小学校4年ごろから不登校の生徒がいた。たまたま、中2の時、担任になったので勉強をみてあげることにした。空き時間に、母親に頼んで生徒を学校に連れてきてもらい、40分ほど勉強を教えた。選んだ教科は数学。小学校の計算問題から復習できる薄目の問題集を選び、毎日解いていく。

数学を選んだのには理由がある。数学は、できた、できないがはっきりしているから、ひとつ解けるととてもうれしい。やりがいがある。

その生徒は真面目な生徒だったので、計算問題が解けるようになって自信をつけ、中3の4月からは教室に入るようになり、他の教科の成績も上がって、高校に合格した。(つづく)

文部科学省「子どもの読書キャンペーン特設ページ」紹介

学校が休校になって3週間が経ちましたが、みなさんどうお過ごしでしょうか。

時間を持て余している生徒も多いのではないかと思います。

 

そんなみなさんのために、文部科学省より「子どもの読書キャンペーン特設ページ」が開設されたのでお知らせします。

このサイトでは、著名人のおすすめの本や、読書関係団体の取り組み等が紹介されています。

読書は、自分の世界を広げてくれます。自分や周りの人のことを今よりも好きになったり、日常が少し違って見えたり、時には一冊の本が人生のターニングポイントになったりすることもあります。

この機会をチャンスととらえて、ぜひ、今まで手に取らなかったような本にも挑戦してみてください。

 

以下が「子どもの読書キャンペーン特設ページ」のURLです。

https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00480.html

校長室の扉をたたく!(第3回)

男子と女子の違いは、他にもある。

男子は2、3年生になって成績が伸びるということがあるけれど、女子は学年が上がるにつれて伸びるということはあまりない。だから、1年生で貯金する(成績を上げておく)ことが大切だ。授業をきちんと受けて、宿題や課題を真面目にやる習慣をなんとか身につけておきたい。

女子は文系教科が得意と言われるけれど、社会、特に公民が得意な女子はあまりいない。数学が苦手な女子も多い。高校受験で合否を左右するのはいつでも数学である。県立高校入試では、英検3級や準2級で5点の加点があったけれども(来年度から廃止)、加点の5点よりも、数学の1問の方が、合否に影響がある。(余談だけれども、今年の入試は数学が難しかったので、数学で差がつかず、数学が苦手な生徒に有利な入試だった。)(次回につづく)