ブログ

カテゴリ:生活指導

交通ルールを守って🚴

今朝の本校生徒の自転車登校の様子です。

並進走行せずに安全に気をつけながら運転しています。

地域の中で、並進走行やスピードの出し過ぎなど危険な運転がありましたら、「気をつけよう」とお声がけください。

地域全体で、子どもたちを育てていけたらと思います。

これからも御支援、御協力よろしくお願いいたします。

情報モラル教室📱

 5月22日(水)に少年愛護センター藤井様を講師にお招きして情報モラル教室を行いました。

主にインターネットの利用時間やSNSでのトラブルについてのお話を聞きました。

生徒全員が講師の方の話を真剣に耳を傾け、自分のこれまで利用の仕方を振り返っていました。

1番トラブルに巻き込まれやすい人は、「自分は大丈夫!」という過信がある人だそうです。

大東中学校では独自のスマートルールがあります。今一度、ご家族の方も一緒に確認していただき、安心・安全なインターネットの利用ができますようよろしくお願いします。

スクールカウンセラー便り

 新1年生のみなさん、入学おめでとうございます。そして、2、3年生のみなさんは進級おめでとうございます。今年度も、スクールカウンセラーとして勤務することになりました、橋本 恵理子と申します。みなさんが楽しく学校生活を送ることができるようサポートさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

カウンセリングではどんなことをするのか?

 カウンセリングでは、困っていることや気がかりなことだけでなく、今以上によくしたいと思っていることなどについても話題にしています。現状を変えるためには、相談に来た人が、今までと違った行動をとることが肝心です。現実的に実行可能で負担の少ないことから変えてみるのがよいと思います。具体的に話を聞いていると、困りごとの中でもうまくやっている部分が必ず見つかります。そこを出発点にして、変えていきたい部分にアプローチしていきます。

 友人のこと、家族のこと、勉強のこと、部活のこと、先生のこと、異性のこと、性について、自分の性格について、不安について、進路についてなど、自分ではささいなことだと思うことでもいいです。お話をすることでみなさんがホッとできる時間を作っていきたいです。

【保護者のみなさま】

 スクールカウンセラーは生徒だけではなく、保護者の方からもご相談を受け付けています。お子様について心配事があれば、学校での様子をふまえて対応の仕方を考えていきたいと思っています。

些細に思えることでも、お気軽に相談していただければと思っています。

 

相談日について

毎週 水曜日 13:00~16:00

   金曜日 13:00~17:00 に学校に来ています。

 申し込みの窓口は、学年主任、担任、教育相談担当の佐藤先生、養護教諭の松田先生です。基本的に予約制となっていますが、可能な範囲でご希望にそえるよう努めたいと考えています。少しでも気がかりなことがあれば遠慮なくご相談ください。お待ちしております。

『自分のものさしと子どものものさしはちがうんだ』~ある面談から~

 今回は以前相談を受けていたAさんからお聞きしたことをテーマにしました。Aさんは中学生男子のお母さんです。

 

 「子どもに自分のものさしを当てはめてはいけません。」とは、よく言われることです。言葉として理解することはできますが、どういうことなのか実感するのは難しいのではないでしょうか。Aさんは、日常の関わりの中で実感されたようです。Aさんは、どんな経験からそう思われたのか話してくださいました。

 「例えば、掃除一つにしても、その子のものさしでやろうとしているのに、それまではここまでしないと、という私のものさしで言葉かけをしていました。今は、その子なりにできていることを認めることができるようになりました。そうしたら、いろんなことが成長の証だと感じられるようになりました。」

 さらに、「私が心配してあれこれ言っても子どもが聞く耳じゃないときは効果がありません。逆に、イライラさせるだけです。それに気づいて、最近はたいていのことは、伝える準備をしながらだまって様子を見ています。そして、子どもに聞く準備ができた時に伝えるようにしています。それでも、たまにこれは大事だ、すぐに伝えようと思うときもあります。その時には呼び止めてでも向かい合って話をします。」

 

 親は当然のこととして、子どもを自分のものさしで測って判断します。「掃除の仕方が不十分だ。」「こんなことをしていたのではこの先が心配だ。」などと考えます。ここまでは、避けられないことでしょう。でも、その後の親の行動は変えることができます。Aさんのように、今は親の判断に従って声をかけるのが効果的なのか、あるいは別のものさしで判断し直す方がよさそうかを選択することが大切だと思います。子どもの判断を尊重して待つときと、親の判断を、子どもを呼び止めてでも伝えるときの両方があるから、Aさんはお子さんの成長を感じることができるのだと思います。

 

 私も、Aさんのお話をお聞きして、「子どもに自分のものさしを当てはめてはいけません。」の意味が、しっくり理解できたように思います。とは言え、理解するのとできるのは大違い。私が自分の子育ての中で、Aさんのようにできているとは思えません。これから、心がけていきたいと思います。Aさん、話していただいてありがとうございました。

 

※ご本人さまから了承を得て掲載しております。個人が特定されないように、お伝えしたい内容以外は、削除したり変更したりしています。

 

スクールカウンセラー

思い込みによる悪循環

 学校祭の準備、おつかれさまです。久しぶりに学校の中を歩いて、部門会の活動の様子などを見させてもらいました。どんなことにも一生懸命に取り組む姿は、とても清々しいなぁと感じ、見ているこちらが元気をもらうような思いでした。

 階段では、各学年掲示板の先生の言葉に目がとまりました。どの言葉も、じーんと心に染みわたるような思いで読ませてもらいました。1学年の掲示には、「苦手な人にどう向き合ったらよいか」について書かれていました。その内容に影響を受けてブログを書いてみることにしました。

 

 誰しも、苦手だと感じる人はいると思います。自分がその人のことを“苦手だ”と勝手に下した評価にしかすぎないのに、「あの人は嫌な人だなぁ」と思っていると、“あの人”が“嫌な人”であることが事実であるかのように思い込むようになります。

 そうなると、「嫌な人だ」が事実であるかのようにして扱われて、その人と接する機会を減らします。そうなると、さらに、その人を苦手と感じさせ、さらに、その人と接する機会を減らす、という悪循環になります。

 私たちは、誰しも、自分の頭の中で考えた説明を信じ込む傾向があります。

思い込みが、人のよいところを見つける機会を奪ってしまうことにもなるのです。

みなさんはどう感じましたか?

それって、なんかもったいないような気もしてきますよね。

 

 “苦手だなぁ”と思いながらも、ちょっと勇気をだしてその人のことをよく観察したり話したりしてみましょう。きっと、新しい発見があるはずです。勇気をだしてやってみたことを、ぜひ、誰かに伝えてみてください。さらに新しい気づきがあるかもしれません。

 

スクールカウンセラー

スクールカウンセラーだより

 夏休みが明けて学校が再開しました。みなさんはどのような夏休みを過ごしましたか。

   9月に入って涼しく感じられる日もありますが、まだまだ暑い日が続きます。元気に乗り切るためにも、生活リズムを整えましょう。 “よい睡眠が能力を発揮する基本”です。よく眠り、きちんと朝食をとり、やる気スイッチを入れましょう。ゲームやテレビなどの楽しいことも、長時間になると、脳の疲れはたまっていきます。睡眠にはいやな記憶を消去する働きや、成長ホルモンの分泌を促す学習(記憶)の定着などがあります。

 

☆休日の朝寝坊は2時間以内にしよう!

 休みの日はゆっくり過ごしたいものです。しかし、休日の寝すぎにより、月曜日の朝から眠気が強くなり、水曜日頃まで続くと言われています。休日もいったん平日と同じような時間に起き、太陽光をあびましょう。難しい場合は、平日との差2時間以内にとどめましょう。昼間眠い時は短い昼寝をして睡眠の不足を補うことがポイントです。昼休みに10分ほど机に伏しているだけでも効果があるとされています。

 

少しでも気がかりなことがあれば遠慮なくご相談ください。お待ちしております。

 

スクールカウンセラー

1年生の全員面談を終えて

 1年生の全員面談が終わりました。1分ほどの短い時間ですが、多くの生徒から、学校で楽しみなことやこれから挑戦してみたいことがあることを聞いて、これからの学校生活に前向きに取り組もうとする気持ちが伝わってきました。

 

☆不安との付き合い方

 事前に記入していただいた自己PRには、不安についての内容が多く見受けられました。

    多かったもの:勉強についていけるか不安です。高校に行けるか不安です。学校のテストが不安です。友達とうまく話せるか不安です。給食が全部食べられるか不安です。などなど。

 そこで、不安との付き合い方をお伝えします。

 

①   問題解決にむけて何ができそうかを考えて行動しましょう

 問題があると、あれこれと考えて不安になるけれど、問題の解決に向けて動くことはしない。そんな人は多いものです。しかし、それではいつまでも問題はなくならず、不安が続くことになります。ずっと心配し続けるよりも対処法を探して行動を起こす方が、結果として不安が解消されることもあります。悩むよりも行動してみましょう。

 

②   自信をもつことも大切

 人はどうしてもうまくいっていないことに目が向いてしまいがちです。行動したら、その中から、できたことを見つけて、自分をほめましょう。できたことに気づいて自分のことを認められると、何か変わるかもしれません。

 

③    不安は不安のままにしておきましょう

 不安が強くなると、このままでは何とかしないと、不安が高じておかしくなってしまうのではないか?とさらに不安になったりします。不安とは、どうやら追いかけるとさらに苦痛が増すという特徴があるようです。実は、不安をなくそうとしたり、逃れようともがくことが、かえって不安を強め、それ自体にエネルギーを奪われてしまうことになるのです。大切なのは、不安になっていることに気づいて、そのままにしておくということです。そのままにして、その時にしていたこと、今すべきことを続けていると、自然に不安は消えていきます。

 

☆身近な相談相手を見つけておきましょう

 面談の感想では、「困ったときはスクールカウンセラーに相談したいです」という言葉を多くいただきました。相談しやすいと感じてもらえたとしたら、全員面談をした甲斐がありました。これから先、困ったり悩んだりしたときは遠慮なく話をしにきてもらえるといいなと思います。でも、必ずしもカウンセラーに相談しないといけないわけではありません。担任の先生や、家族、友達など自分が相談しやすい人に話をするのがいいと思います。身近な人の中に、最後まで話を聴いてくれる人がいるかもしれません。普段からそのような方を見つけておくと、困ったときに話して心のリフレッシュができると思います。

                                        スクールカウンセラー

 

スクールカウンセラーだより

  新1年生のみなさん、入学おめでとうございます。そして、2、3年生のみなさんは進級おめでとうございます。今年度も、スクールカウンセラーとして勤務することになりました、橋本 恵理子と申します。みなさんが楽しく学校生活を送ることができるようサポートさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

カウンセリングではどんなことをするのか?

 カウンセリングでは、困っていることや気がかりなことだけでなく、今以上に良くしたいと思っていることなどについても話題にしています。現状を変えるためには、相談に来た人が、今までと違った行動をとることが肝心です。現実的に実行可能で負担の少ないことから変えてみるのがいいと思います。具体的に話を聞いていると、困りごとの中でもうまくやっている部分が必ず見つかります。そこを出発点にして、変えていきたい部分にアプローチしていきます。

 友人のこと、家族のこと、勉強のこと、部活のこと、先生のこと、異性のこと、性について、自分の性格について、不安について、進路についてなど。自分ではささいなことだと思うことでもいいです。お話をすることでみなさんがホッとできる時間を作っていきたいです。

 

【保護者のみなさま】

 スクールカウンセラーは生徒だけではなく、保護者の方からもご相談を受け付けています。お子様について心配事があれば、学校での様子をふまえて対応の仕方を考えていきたいと思っています。些細に思える事でも、お気軽に相談していただければと思っています。

 

相談日について

 毎週  水曜日 13:00~16:00

     金曜日 13:00~17:00 に学校へ来ています。

 

 窓口は学年主任、担任、教育相談の佐藤先生、養護教諭の松田先生です。基本的に予約制となっていますが、可能な範囲でご希望にそえるよう努めたいと考えています。

少しでも気がかりなことがあれば遠慮なくご相談ください。お待ちしております。

体操服の変更について

令和4年度より本校の体操服が変更になりますので、お知らせ致します。

メニューの「学校からのおたより」の「06_物品関係」の「体操服の変更について.pdf」にて、詳細をご確認下さい。

※現在使用している体操服は継続してご使用になれます。

 

なぜ気分転換は必要?

 みなさんはどのようなときに気分転換をしていますか?また、どんな方法で気分転換をしていますか?

 

 何かうまくいかないことがあったり、緊張する場面にたたされたり、困難なことが目の前にあったりするとき、「ストレスだなぁ」と思うことはないでしょうか。 そんな場面ではどんなことが起こっているのでしょう。 こういった状況では、気分が落ちこみ、物事が悲観的にみえたりすることがしばしば起こります。ストレス反応には、一般的に不快な気分がともなうと言われています。

 

 そういった時に、気分転換をして、自分の好きなことをすると楽しい気持ちになったりリラックスしたりする。こういう経験はよくあると思います。 ここで一つ不思議なことがあります。うまくいかないことがあれば、それに対してこれまでのやり方を変えて、うまくできるようしていくのが本来の解決法です。気分転換をしても、一時的な現実逃避のようなもので、うまくいっていない(あるいは、やらないといけない)出来事はそのままです。 では、気分転換は何のためにやっているのでしょうか。

 

 実は、気分転換によって変わるのは抱えている問題ではなく、抱えている人自身の気持ちです。ストレスがかかっている状態だと、人はふさぎ込みがちになり、何かを変えようとする気持ちが弱まります。ところが、気分転換をすることにより、気持ちがリフレッシュされ、次の行動を起こしやすくなるのです。この気持ちの状態変化がとても大事なのです。気分は自身の考えや行動に大きく影響しているのです。

 

  一番手っ取り早い気分転換の方法は、実は夜にしっかり寝ることだと言われています。ちなみに、睡眠は脳のスキルアップとも言われています。ある実験を紹介します。バスケットのフリースローの練習をした夜に、きちんと睡眠を取るグループと取らないグループを追跡したところ、睡眠を取るグループの方が上達が早いという結果が出たそうです。 また、文字や数字を覚える、記憶力を試す実験をしたところ、同じようにきちんと睡眠を取るグループの方が覚えがよいという結果がでたそうです。人は寝ている間に日中のトレーニング内容を脳に書き込んでいるのです。そういうところでも、睡眠の大切さが証明されています。

 

 これからも生活リズムや睡眠を意識して気分転換をしながらストレスとうまく付き合っていきましょう。

 

※学校保健委員会での発表を少し書き換えて掲載いたしました。

ご相談ごとがありましたらいつでもお待ちしております。             スクールカウンセラー

スクールカウンセラー便り

 みなさんこんにちは。スクールカウンセラーの橋本です。いよいよ2学期が始まりました。最近は朝晩の気温が下がり、少しずつ日が暮れるのも早くなってきました。体調を崩しやすい時期でもありますので、夜にしっかり睡眠をとることを心がけて日々の活動につなげていきましょう。引き続きみなさんの学校生活を陰ながらサポートさせていただきたいと思っていますのでよろしくお願い致します。

 

カウンセリングではどんなことをするのか?

 カウンセリングでは、困っていることや気がかりなことだけでなく、今以上に良くしたいと思っていることなどについても話題にしています。現状を変えるためには、相談に来た人が、今までと違った行動をとることが肝心です。現実的に実行可能で負担の少ないことから変えてみるのがいいと思います。具体的に話を聞いていると、困りごとの中でもうまくやっている部分が必ず見つかります。そこを出発点にして、変えていきたい部分にアプローチしていきます。

 友人のこと、家族のこと、勉強のこと、部活のこと、先生のこと、異性のこと、性について、自分の性格について、不安について、進路についてなど。自分ではささいなことだと思うことでもいいです。お話をすることでみなさんがホッとできる時間を作っていきたいです。

 

【保護者のみなさま】

 スクールカウンセラーは生徒だけではなく、保護者の方からもご相談を受け付けています。お子様について心配事があれば、学校での様子をふまえて対応の仕方を考えていきたいと思っています。進路のことに関わらず、例えば、子どもとどのように接したらよいか、ゲーム・ネットとの付き合い方、その他、些細に思える事でも、お気軽に相談していただければと思っています。

 

相談日について

 毎週 火曜日 13:00~17:00

    金曜日 13:00~16:00 に学校へ来ています。

 

 窓口は学年主任、担任、教育相談の佐藤先生、養護教諭の松田先生です。基本的に予約制となっていますが、可能な範囲でご希望にそえるよう努めたいと考えています。

 少しでも気がかりなことがあれば遠慮なくご相談ください。お待ちしております。

 

 

事例シリーズ① 苦手なことに挑戦するとき

 認知行動療法の1つにSST(Social Skills Training)という支援方法があります。ソーシャルスキルとは、「良好な人間関係をつくり、保つための知識と具体的な技術やコツ」のことです。SSTでは、日常生活の具体的な困りごとを、実際の場面を想定し役割を決めて演じることで、克服の練習をします。 

 以前面談していたAさんが「外食に出かける練習をしたい」と言ってきたことがありました。よくよく話を伺うと、人前で食事をするのが苦手で、どうしても外食を避けてしまうというのです。人前で何かをすることに強い不安を感じて避けてしまうというのは決してめずらしい症状ではありません。

  

 どんな場所に行って食事をしてみたいかと聞くと「回転寿司に行ってみたい。」と言いました。SSTは、何人かのグループで実施します。その時は板前さん役、他の客の役、練習したい人が自分の役割になり、実際お店で起こりそうな場面を決めて練習をしました。1回目の練習では、他の客の役の人が先に注文してしまい、なかなか声をかけるタイミングが見つけられず、じっと固まっているAさん。だんだんと時間だけが過ぎていきます。しばらくして勇気を振り絞ったAさんは「いくら1皿ください」と声をしぼり出しました。板前さん役の人が返事をして握るマネをして目の前にお寿司を置く演技をしてくれました。これが1回目の練習です。他のメンバーからよかったところをフィードバックされたAさんは、「さらに10皿注文したい」と言ったのです。2回目の練習は10皿注文するまで続けました。10皿目を頼んだ後は一緒に練習していたメンバーから拍手が起きました。こういう体験を積み重ねるだけで、Aさんは自分が行きたいお店に出かけて食事ができるようになったのです。

 

 みなさんは、初めて九九を覚えるとき、どのようにやったでしょうか?何度も見たり声に出して練習した経験があるのではないでしょうか。初めて自転車に乗れたとき、乗るためにどのようなことをしましたか?最初は乗れることを想像できたでしょうか?何度も乗り回して、転んでもまた乗ってを繰り返して乗れるようになったのではないでしょうか。

 

 こんな風に何かを成し遂げたいと思ったとき、練習が必要になります。友人の誘い方、目上の人への挨拶の仕方、何かを断る、人前でスピーチをする、電車に乗るなど、やったことはあるけど苦手だなあということはありませんか。こういうときも練習しましょう。何もしないとなかなか現状を変えにくいですが、練習すると必ずできることがあります。

カウンセリングではこんなことについても一緒に話し合います。

 

お気軽に相談ください。 スクールカウンセラー

 

 

スキンシップの持つ癒しの効果について

 私がある総合病院で看護師として働いていた頃の話です。60代の女性ががんで入院していました。副作用のつらい治療を行っていましたが、明るい人で医者や私のような看護師にいつもいつも笑顔を見せてくれるような人でした。しかし、その女性のがんは進行が早いもので、治療の甲斐もなく日に日に身体が弱り、痛みが増しているようでした。それでも気丈に振る舞っていた彼女が、ある夜ナースコールを押して、私が呼び出されました。お願いがあるという彼女は、「背中をさすってほしい」というのです。私はベッドの隣に座って彼女が望むとおりに背中をさすりました。痛み止めをすすめても、それはいらないと言い、ただ背中をさすっていてほしいと言います。そんな日が何日か経ち、ある日彼女は息をひきとりました。背中をさすっている時の彼女の和らいだ表情を今も思い出すことがあります。

 

 1974年、生理心理学者のジェームズ・リンチ博士らは心臓病の患者の腕に触れて脈をとると、即座に心拍が下がり、そのリズムも安定することを発見しました。この効果は、外傷を負って意識を失った患者にもみられました。このことから皮膚への刺激がリラックス効果をもたらすことが示唆されています。

  

 終末医療の現場では、患者は目の前に迫った死と直面しています。不安におびえ、恐怖心と闘っています。そんな時に最も意味のあるコミュニケーションは、ただそばにいて身体に触れることであったりします。ただ手を握ったり、背中をさすったりするだけで不安な人を安心させ、落ち込んでいる人を元気づけてくれるものです。

 

 昨今はコロナウイルス感染症でソーシャルディスタンスが予防として重要であることが呼びかけられており「触れる」ことが難しくなっています。しかし、本来は人間にとってスキンシップは大事なものなのだと感じています。思春期は親から自立していく時期なのでべたべた触れると嫌がられるかもしれませんが、たまに「次はがんばれよ!」と言って肩をポンっと叩く、「よかったね!」と言って握手をするなどはいかがでしょうか。

 

スクールカウンセラー

 

引用文献:山口 創,子供の「脳」は肌にある,光文社新書,2004

 

スマホ依存に注意(県民安全課より)

県民安全課より、「青少年のネット非行・被害対策情報」として、保護者向けのお知らせが届いています。

ブログメニューの「学校からのおたより」→「生活指導だより」の中にある「1.スマホ依存に注意」というPDFファイルです。

スマホによる具体的な被害について書かれていますので、ぜひご一読ください。

 

睡眠は脳と心の栄養!!

 新年度がスタートして1か月が経ちました。掃除の様子を見ていると、1年生もしっかりと黙働清掃に取り組めていて、こまやかな所まで掃除ができている姿に驚かされます。2年生は体育館で学年集会の時に自己紹介をさせてもらいました。どこを見てもみなさんとしっかり目が合って話を聞いてくれていたのがうれしかったです。3年生はいつ見ても自転車がきちんと並べてあると感じています。そういったささやかな心配りに私は元気をもらっています。

  さて、今日は睡眠についてお話をしようと思います。私はクリニックでも仕事をしていますが、心療内科に来られる多くの患者さんは睡眠に何かしらの課題を抱えています。気がかりなことや上手くいかないことがある時は、睡眠に影響が出ることが多いです。逆にいえば、意識して寝ることを心がけ、睡眠がしっかりとれていれば、精神活動の芯の部分は健康でいられるとも言えます。睡眠は、精神健康を維持する基礎です。もう少しでゴールデンウィークに入ります。休みが明けても元気に過ごすために、規則正しい生活を心がけましょう。

 

<快眠のための過ごし方>

朝 

・決まった時間に起床

・休日と平日の起床時刻の差は2時間以内に

・太陽の光をあびる(からだのリズムが調整されます)

・規則正しい食事

 

・眠気があるときは昼寝を(午後1~3時の間で30分以内)

・15時以降はしっかり起き続ける

 

・夕食は寝る時間の3時間前にはとっておくのが理想。

(塾などで難しい場合は前後で分けて食べるのもよい。)

・寝る1時間前はパソコンやスマホ等の使用をしない

 

少しでも気がかりなことがあれば遠慮なくご相談ください。お待ちしております。

スクールカウンセラー 

スクールカウンセラーだより

 新一年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。そして、二、三年生のみなさんはご進級おめでとうございます。今年度もスクールカウンセラーとして勤務することになりました。橋本 恵理子と申します。みなさんが楽しく学校生活を送ることができるようサポートさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。定期的にブログでもお役立ち情報を発信します。

 

カウンセリングではどんなことをするのか?

 カウンセリングでは、困っていることや気がかりなことだけでなく、今以上に良くしたいと思っていることなどについても話題にしています。現状を変えるためには、相談に来た人が、今までと違った行動をとることが肝心です。現実的に実行可能で負担の少ないことから変えてみるのがいいと思います。具体的に話を聞いていると、困りごとの中でもうまくやっている部分が必ず見つかります。そこを出発点にして、変えていきたい部分にアプローチしていきます。

 友人のこと、家族のこと、勉強のこと、部活のこと、先生のこと、異性のこと、性について、自分の性格について、不安について、進路についてなど。自分ではささいなことだと思うことでもいいです。お話をすることでみなさんがホッとできる時間を作っていきたいです。

【保護者のみなさま】

 スクールカウンセラーは生徒だけではなく、保護者の方からもご相談を受け付けています。お子様について心配事があれば、学校での様子をふまえて対応の仕方を考えていきたいと思っています。進路のことに関わらず、例えば、子どもとどのように接したらよいか、ゲーム・ネットとの付き合い方、その他、些細に思える事でも、お気軽に相談していただければと思っています。

 

相談日について

 毎週 火曜日 13:00~17:00

    金曜日 13:00~16:00 に学校へ来ています。

 

 窓口は学年主任、担任、教育相談の佐藤先生、養護教諭の上甲先生です。基本的に予約制となっていますが、可能な範囲でご希望にそえるよう努めたいと考えています。

少しでも気がかりなことがあれば遠慮なくご相談ください。お待ちしております。

 

1・2年生のみなさんへ 保健室より

今日から春休みが始まりました。2週間の休みです。休み中に体調を崩さないよう、次のことに気をつけてください。4月8日に、元気な顔のみなさんに会えるのを楽しみにしています。

1.規則正しい生活を続ける

3ヶ月の休校中に生活リズムが崩れ、「学校が始まってから体が慣れるまでとてもつらかった」という声を多く聞きました。①朝・昼・夜の食事を食べる、②寝る時間・起きる時間を大きく変えない、③ゲームやタブレット、スマホなどに触れる時間を決める、④外に出て体を動かす など、生活リズムを大きく崩さないようにしましょう。

2.感染症予防を続ける

暖かくなり、首都圏では緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ安心できる状況ではありません。春休み中も手洗い、マスクなど感染予防をして過ごしてください。また、春休み中も健康観察カードのチェックを続けましょう。4月8日まで記入できるようになっています。新任式・始業式で4月8日に登校する時に、必ず持ってきてください。

3.受診・治療を済ませる

令和2年度の健康診断でおたよりをもらってまだ受診していない人は、病院で見てもらいましょう。

4.自転車は交通ルールを守って

天気が良く、友達と遊びに出かける人も多いと思います。交通ルールを守って、安全に自転車に乗ってください。

保健だより 3月号

保健だより3月号をアップしました。

①大東中保健室の1年をふり返ります

けがや体調不良などで、保健室を利用した人の統計です。昨年までと比べると、風邪症状の人がとても少なかったです。みなさんが毎日、感染症予防を実践してきた結果だなとうれしく思います。月曜日に体調不良を訴える人が多いので、土日の過ごし方をぜひご家庭でふり返ってください。

②3年生のみなさんへ

卒業式まであと3日。入学したばかりの3年前を思い返すと、色々なことを経験し、みんな体だけでなく心も大きく立派に成長したなとうれしく思います。たくましく、頼もしくなりました。メッセージを書いたので、読んでくれるとうれしいです。

③花粉症にも「エチケット」があります。

全国的に花粉の飛散が多くなり、花粉症の人にとってはつらい日が続いています。感染症予防と同じように、みんなで対応していけると良いですね。

スマホが睡眠におよぼす影響について

 文部科学省が行ったある調査によると、夜10時以降まで起きている中学生は91.9%、午前0時以降まで起きているのが22.0%、睡眠時間が十分でないと感じている中学生が24.8%となっています。

 そして、携帯電話、スマホとの接触時間(ゲームを除く)が長いほど就寝時刻が遅く、寝る直前まで各種の情報機器に接触することがよくある子どもほど、朝、布団から出るのがつらいと感じる割合が高くなっていました。オンラインゲームの最も盛んな時間帯は深夜です。LINEなどのSNS利用で「寝落ちする」という言葉も使われるほどです。

 生物学的にも、スマホやタブレットから出るブルーライトは、脳にも働きかけて昼間と勘違いさせ、体内時計を狂わせることがわかっています。寝る前まで使うことは、睡眠の時間を減らし、睡眠の質を下げ、子どもたちの健康に甚大な被害をもたらすことが目に見えているのです。

 なんとなく起きている、眠たくなるまで待っているということでは、睡眠習慣は身に付きません。寝る時刻を決めて、スケジュールを立て、寝る2時間前には電子メディア機器を使用しないよう心がけましょう。

 親子でメディア接触時間の制限を心がけ、話す時間を持ちましょう。

 

スクールカウンセラー

 

 

保健だより 2月号

保健だより2月号をアップしました。

①学校保健委員会「送ろう!健康な生活、みんなで協力しよう、感染症対策!!」

各クラスでめあてを決めましたが、協力して取り組めていますか?自分の健康だけでなく、家族や友達の健康を守るためにも、一人一人が感染症予防をしっかり行いましょう。

 

②学校医の先生方に教えていただきました

保健委員が学校医の先生方に手紙を書き、新型コロナウイルス感染症について教えていただきました。作成した動画の中に入りきらなかった物をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。