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数学の楽しさ!

みなさん、おはようございます。今日は、朝からワークをお渡しする準備をしていました。気温も上がらず、雨が降り、寒い一日となるようです。健康に気をつけて一日を楽しく過ごしましょう。

さて、昨日はこれまで自分がやったことを振り返ってみてくださいとお願いしました。どうでしたか? 前にも話したように努力の成果は少しずつたまっていくので、すぐに見えることはありません。でも、そこであきらめないでください。ちょっと辛抱して続けていくと必ず成果がみえるようになります。

今日の日課は決めましたか。家族のためにすることを一つ加えましょう。やったことは記録してありますか? 日課を決めて、記録をとることはもう習慣になりましたか。習慣になったかどうかは、やらないとちょっと違和感を覚えるかどうかです。ちょっとへんだな、と感じたら習慣になった証拠です。

今日も新聞の記事を紹介します。朝日新聞に『専門誌に聞け 大学への数学 横戸宏紀編集長』へのインタビューが載っていました。「大学への数学」は、数学が得意な大学受験生が読む雑誌です。姉妹雑誌に「高校への数学」「中学への算数」というのもあります。興味がある人は大きな本屋さんに行ったとき、手に取ってみるといいでしょう。

横戸編集長は、数学が他の教科と違うのは、「解けた」という成功体験がはっきり得られることだといいます。試行錯誤しながら考えているうちに、わかっていなかったことが突然わかったり、こういう見方もできると気づいたりする。そういう体験が、受験だけでなく、生きていく上ですごく貴重だとも述べています。数学の一番いい勉強法は少し難しい問題を、解答を見ないでひたすら考え続けることだそうです。(そういえば、高校生の時、広告の裏紙にその日にやる問題を書いて、朝から晩まで考えていた時期がありました。「大学への数学」は、解き方が洗練されていて、よくまあ、こんな方法が思いつくなあと感心した覚えがあります。)

数学は一つの問題をああでもない、こうでもないと考え続けるところに楽しみがあります。難しいからとすぐにあきらめないで、考え続けることが、数学が好きになる方法です。

さあ、今日も一日がんばりましょう。

校長 湯口 和弘