カテゴリ:2年生
2年生 道徳「三つのいのちについて考える」
10、11月の道徳は、3つの教材を通していのちについて考えました。一つ目の教材「奇跡の一週間」では、主として「いつか終わりがくるいのち」(有限性)を通して、今を生きることの尊さについて考え、二つ目の教材「妹に」では、主として「ずっとつながっているいのち」(連続性)を通して、かけがえのない生命の尊さについて考え、三つ目の教材では、一つ目、二つ目の教材を踏まえて、「今ここにある私のいのち」(偶然性)を通して、生命の尊さを総括的に考えました。授業での生徒の感想を紹介します。
〇僕は、人との時間を大切にしていきたいです。命に限りがあるように、友達や家族との時間も限られています。「もっとこうしておけばよかった」や「ちゃんとはなしておけばよかった」などと後悔はしたくありません。だから、今ある時間を大切にしていきたいです。(1組)
〇命について考えていると、いつも新しい発見があり驚きます。なぜ今、自分はここにいるのだろうと思ったり、生きていて良かったと思うときがあったり、人生を振り返ると、そこには必ず命がつながってくると思いました。たくさんの命がもがき、生きて、自分から見える世界を照らしていると思うと、他人の命もとても大事なのだなと思いました。誰かから見たら、自分も誰かの他人なので、しっかり生きて、いろんな人の人生に爪痕を残したいです。(2組)
〇命というものは一つしかないけれど、とても大切で、一人だけのものではないということが分かりました。多くの人に愛されて、多くの人に大切に育ててもらってできているし、自分一人だけだと何もできないし、今の自分はいないと思います。命は限りがあるし、いつかなくなってしまうけれど、今ある命を一生懸命生きたいなと思いました。たくさんの人に日々感謝して生きたいと思ったし、自分も人に感謝してもらえるような人になりたいです。(3組)
〇「奇跡の一週間」で見た動画では、家族はとても苦しかっただろうし、悲しかったと思います。でも一番苦しかったのは本人のあおいちゃんだったと思います。でも、かわいそうとは言いません。なぜなら、生きようとがんばったあおいちゃんは「かわいそう」といわれる方が苦しくなると思ったからです。きっとあおいちゃんは、ホスピスで生きた4ヶ月間、本当に夢のようだったと思います。もし、そういう子が自分の近くにいたら、相手が傷つかない言葉を言ってあげたいです。(4組)
〇「奇跡の一週間」での学習を通して、一つの命は必ずなくなるということを自覚して、これから命を大切にしていきたいです。そして、あいさつや感謝の気持ちを普段から親などに伝えていきたいです。(5組)
私たちは思うように行かなくて、自信をなくしたり、人のせいにしたり、自分のことを嫌いになったりすることがあります。しかし、私たちはたくさんのいのちの代表として今を生きていること、多くの人とのつながりの中で生かされていることを考えて、多くの関わりに恵まれた生命を大切にしながら、偶然の出会いに感謝して、今を精一杯生きてほしいと思います。