大東-blog
学習について
今日は、もうひとつ、お知らせすることがあります。
学校が5月7日に再開されても、2ヶ月間授業がなかったので、学習の遅れを心配される保護者の方は多いと思います。少しそのことについてお話します。
3月2日から臨時休業に入ったので、新2,3年生は5教科(国、社、数、理、英)の授業は40時間分(各クラス平均)実施することができませんでした。4月からはどうかというと、1年生で平均32時間、2年生は37時間、3年生は39時間分の5教科の授業ができなくなりました。合わせると、2,3年生はおおよそ80時間分の授業が、1年生は32時間分の授業ができなかったことになります。
この授業の遅れをどうやって取り戻すかですが、修学旅行を延期したり、中間考査をやめたりしたことで、30時間程度の時間を授業に回すことができます。1年生はこれで、夏休みまでには5教科の遅れを取り戻すことができます。2,3年生はあと約50時間の時間が必要ですが、このうち20時間はさらに行事を削減し、授業を組み替えていくことで、時間を生み出せると考えています。残りの30時間は、夏休みや夏休み以降に時間を確保することになります。いずれにしても、例年と同じことはできないので、学習を第一に考え、できる範囲で行事等を行うつもりです。
いずれにしても、一刻も早く学校が再開できることを祈るばかりです。生徒の皆さんは、学校再開後の学習がうまく進むように、教科書を読んだり、教科書の問題を解いてみたりして、予習を進めてください。3年生は受験です。5教科のテキストを進めておくことが志望校合格への近道です。あれこれ、いろいろなものに手を出すよりも、一つのことに集中しましょう。これこそ、勝利の極意です。(古来、戦で兵力を分散して勝ったためしはありません。織田信長は、桶狭間の合戦で三千の兵力を一点に集中したからこそ、勝てたのです。)
校長 湯口 和弘