大東-blog
環境は人を創る!(第3回)
その学校の様子が一目でわかるところがある。それはどこだろうか?
生徒玄関である。
落ち着いた学校は、下足箱の靴がそろっている。かかとが履きつぶされていない。
トイレがきれいな学校も、間違いなく生徒が落ち着いている。
だから、学校に来ることがあったら、ぜひ生徒玄関の下足箱を見ていただくといい。
落ち着いた生活を送っている生徒は、靴がきちんとそろっているし、履きつぶしたあともない。成績が伸びるかどうかも、靴を見ればわかる。
教育学者の森信三先生は、「学校の再建はまず紙くずを拾うことから。次には靴箱のかかとが揃うように。真の教育はこうした眼前の些事からスタートせねば一校主宰者たる資格なし。」と述べている。しつけは、「ハイの返事」「あいさつ」「はきものをそろえる」の3つで、これだけやれば他のしつけはできるようになるとも言っている。
靴と下足箱には、その学校に通う生徒の心が現れている。(つづく)