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2年生道徳「門掃き」
1月の道徳は「門掃き」という話です。
京都の街では「門掃き」というしきたりがあります。自分の家の前の道を掃く時に、ついでに「隣の家との境目」も30cmほど掃くのです。お隣さんも同じように30cmほど掃くので、その場所はお互いに掃くことになります。
でも、「隣の家の前」は掃きません。それは、相手がやるべきことをやってしまうことで、失礼にあたるからです。『侵さず、侵されず』という親切心について、主人公は家族に教えられます。
生徒はこの話を通して、昔からの「しきたり」について考える機会となったようです。
・今日の授業で自分がこれからしようと思ったことは、地域の人や支えてもらっている人に感謝することです。近所の人は、協力したり助けてくれたりするし、親はいつも自分のためにいろんなことをしてくれているので、自分もこの物語の中の加藤さんみたいな人になりたいなと思いました。(1組男子)
・私ができる気配りや目配りは、周りの人のことを想うことです。相手のことを少しでも想うことで、「○○さん、今日元気ないな」「○○さん、今日めっちゃ元気だ」と相手のちょっとした変化にも気付くことができます。元気のない子がいたら、声をかけたり、そばにいてあげたりすることで、みんなが楽しく幸せな毎日を送ることができると思います。(2組女子)
・自分は今日の授業で、近所の人たちと仲良く助け合えるような関係を作りたいと思いました。自分は近所の人とあまり関わる機会がなく、関わろうと思ってこなかったけれど、今回の大雪で町内の人たち、大人から子供まで全員が協力して雪かきをすることで、たくさんの人と話すことができ、たくさんの人と助け合うことができたと思います。大雪のときだけではなくて、これからは、どんなときでも助け合っていこうと思いました。大雪は退屈だったけど、たくさんの人と仲良くなることができて、とてもいい経験だと思いました。(3組男子)
・私はこの話を読んで、ただ自分のことをするだけではなく、相手のことも気づかえるようになることが大切だと知りました。ほんの少しの親切な行動でも、してもらった方はとてもうれしく感じると思います。昔から今までずっと続けているしきたりにはたくさんの意味があると思うので、昔からのしきたりがなくなってしまわないように、自分たちで伝統を引き継いでいきたいです。(4組女子)
・地域には、しきたりがあるということが分かりました。また、そのしきたりには、門掃きのようにそれも大事だけれど、それ以上の意味や理由があることも分かりました。しきたりを行うときは、それをする意味を知った上でするということが分かったので、これからは意味を考えていきたいです。また、私も相手に対して敬う気持ちを忘れないようにしたいです。(5組女子)