大東-blog
大暑
大暑とは1年のうちで最も暑い時期のことで、2021年は7/22から8/6までの期間を指すそうです。なるほどと納得できるような今朝の天気です。今日も熱中症に十分気を付けて生活や活動をしていきましょう。
学校の花の手入れは花壇ボランティアの方にお世話になっており、昨日も玄関前のプランターや中庭の花壇の様子を気にしてくださいました。そして今朝もまた、6時30分頃には校庭側の花壇の手入れや水やりをしてくださっていました。いつも、ありがとうございます。
校長 水野克己
昨日に続き今日も暑い日
昨日、今日と一気に暑くなり、学校には市教育委員会から2日続いて熱中症喚起のメールが届いています。学校では気温や湿度を確認し、基準にそって活動をしています。体調が思わしくないときは活動しないこと、30分に1回は休憩をとること、小まめに水分補給をすることに特に気を配っています。その上で、やるときには気を引き締めて練習に取り組むことを大切にしています。
コロナについては、県独自の拡大特別警報が特別警報に引き下げられることになりました(~8/20)が、コロナ対策は引き続いて行っていく必要があります。さらに、熱中症対策のことも考えて、自分の体調を崩さないように気を付けていってほしいと思います。
今日の部活動の様子です。
校長 水野克己
2年生 道徳「ごめんね、おばあちゃん」
7月の道徳は、かつてはかくしゃくとしていた祖母の老いていく姿に対する主人公の心情の変化を考えながら、家族の一員としての在り方を学びました。日ごろ家族から受ける愛情について理解しながらも、ついつい反抗してしまう思春期。家族からの無私の愛情により支えられていることへの理解を深め、家族への感謝の気持ちをどう表したらよいか考えました。生徒の感想を紹介します。
〇この授業を受けて、家族を大事にしようと思いました。家族の行動で結果的に家族との関係や気持ちが一時悪くなってしまっても、きっとそれは家族の自分に対する良心からの行動で起きてしまったことだから、怒鳴ったりせずに少しのことなら許そうと思いました。また、自分も家族に負担をかけないようにできるだけやれることをやっていきたいと思いました。
〇「ありがとう」と言葉を伝えて、お手伝いをするとよいと思います。「ありがとう」を恥ずかしがらず、毎日お世話になっている家族に感謝を伝えたいです。家のことを全部するのは大変なので自分からお手伝いをして家族の一員として支えていきたいです。
〇母の日、父の日、勤労感謝の日、敬老の日などで感謝を伝えるとよいと思います。プレゼントや手紙をあげたり、手伝いなどで少しでも負担を軽くしてあげたりしたいです。自分を育ててくれた人たちだから、毎日とはいかないけれど、定期的に感謝を返せたらいいなと思ったし、13歳になったんだから、迷惑をかけないよう気を遣って接していきたいと思いました。
〇もし家族が死んでしまったら、「もっとこうすればよかった」など、必ず後悔はあると思うので、生活の中でちょっとしたことでも言葉にして感謝を伝え、後悔や反省を少しでも少なくしたいです。一番辛いのは相手で、自分ではないからです。当たり前の事なんてないから、なんでも「ありがとう」と言いたいと思います。
人間の多くは、家族の一員として生まれ育てられます。家族は、個人の生活や意識に大きな影響を与える特別な社会集団であり、社会生活の基盤となります。明るく楽しい家庭を築き上げるために、自分を含めた家族全員が相互に信頼し尊敬し合って生きていくことの大切さを感じてほしいです。今日からの夏休み、家族とたくさんふれ合ってほしいと思います。
1学期前半の最終日
今日は1学期前半の最終日。全校集会を行いました。部活動の表彰伝達、教頭先生の話、生徒指導主事の話で一区切り。今回はさらに、私が大東中に赴任する前から本校のALTとしてお世話になってきたマッカーシー・フィニン先生とランブレクト・メーガン先生のお二人の先生の離任式を行いました。
生徒の下校後、職員室でお二人の先生から挨拶があったのですが、お二人とも大東中学校が好きで、大東中での授業が楽しかったと話されました。私の心には、「生徒と笑顔で会話されている先生の姿」「いつも工夫された掲示物が定期的に更新されていく生徒玄関前の掲示板」「職員室で授業の準備をされている姿」「職員作業があるときにはいつも一緒に働く姿」が強く印象に残っています。本当に頼りになる温かい先生でした。母国での益々のご活躍とご多幸を心より願いたいと思います。
さて、明日から長い夏休みに入ります。昨年度は臨時休校があり、その関係で夏休みの期間が短かったので、なおさら夏休みが長く感じます。夏休みといえども学習会や部活動、オープンスクールなどもありますが、普段学校があるときよりも自分で考えて使える時間が多くあることは間違いのない事実です。有意義な夏休みにできるかどうかは、この時間の使い方次第だと思います。そして、それを支えるのは規則正しい生活によって保たれる、生活のリズムと健康だと思います。三者懇談会や保護者懇談会はまだですが、今晩は自分なりにこれまでの学校生活や家庭での過ごし方を振り返り、前向きな気持ちで目標や計画を立ててみてください。
校長 水野克己
事例シリーズ① 苦手なことに挑戦するとき
認知行動療法の1つにSST(Social Skills Training)という支援方法があります。ソーシャルスキルとは、「良好な人間関係をつくり、保つための知識と具体的な技術やコツ」のことです。SSTでは、日常生活の具体的な困りごとを、実際の場面を想定し役割を決めて演じることで、克服の練習をします。
以前面談していたAさんが「外食に出かける練習をしたい」と言ってきたことがありました。よくよく話を伺うと、人前で食事をするのが苦手で、どうしても外食を避けてしまうというのです。人前で何かをすることに強い不安を感じて避けてしまうというのは決してめずらしい症状ではありません。
どんな場所に行って食事をしてみたいかと聞くと「回転寿司に行ってみたい。」と言いました。SSTは、何人かのグループで実施します。その時は板前さん役、他の客の役、練習したい人が自分の役割になり、実際お店で起こりそうな場面を決めて練習をしました。1回目の練習では、他の客の役の人が先に注文してしまい、なかなか声をかけるタイミングが見つけられず、じっと固まっているAさん。だんだんと時間だけが過ぎていきます。しばらくして勇気を振り絞ったAさんは「いくら1皿ください」と声をしぼり出しました。板前さん役の人が返事をして握るマネをして目の前にお寿司を置く演技をしてくれました。これが1回目の練習です。他のメンバーからよかったところをフィードバックされたAさんは、「さらに10皿注文したい」と言ったのです。2回目の練習は10皿注文するまで続けました。10皿目を頼んだ後は一緒に練習していたメンバーから拍手が起きました。こういう体験を積み重ねるだけで、Aさんは自分が行きたいお店に出かけて食事ができるようになったのです。
みなさんは、初めて九九を覚えるとき、どのようにやったでしょうか?何度も見たり声に出して練習した経験があるのではないでしょうか。初めて自転車に乗れたとき、乗るためにどのようなことをしましたか?最初は乗れることを想像できたでしょうか?何度も乗り回して、転んでもまた乗ってを繰り返して乗れるようになったのではないでしょうか。
こんな風に何かを成し遂げたいと思ったとき、練習が必要になります。友人の誘い方、目上の人への挨拶の仕方、何かを断る、人前でスピーチをする、電車に乗るなど、やったことはあるけど苦手だなあということはありませんか。こういうときも練習しましょう。何もしないとなかなか現状を変えにくいですが、練習すると必ずできることがあります。
カウンセリングではこんなことについても一緒に話し合います。
お気軽に相談ください。 スクールカウンセラー