大東-blog
中学生にオススメの本!(第1回)
砂糖の世界史 川北 稔著 岩波ジュニア新書276
砂糖という、誰もが好む甘くて白いモノに取り上げて、世界史の流れをダイナミックに描く。砂糖をつうじて歴史をみることで、2つの大切なことがわかるという。ひとつは各地の人びとの生活の具体的な姿。もうひとつは、世界各地のつながり。砂糖の歴史を語ることでイギリスの紅茶文化やアフリカの奴隷の歴史、中央アメリカにある島々の地理、アメリカの独立の経緯などがスッキリ理解できる。岩波ジュニア新書が発刊されて今年で41年。この本は過去10年間でもっとも売れている本らしい。読み終えてみるとなぜ売れているのかがよくわかる。オススメの本だ。