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カテゴリ:教員コラム

子どもを褒めるのは難しい!

前にも話したことがあるが、人は褒めることが得意ではない。それは、自分が褒められて育ってこなかったからだろう。子どもが自分なりの努力をして、結果を残したとする。最初は「がんばったね」という言葉から始まっても、いつのまにか「おまえならできると思った」となり、「もっと頑張れるんじゃない」とか「次の目標は」という話になってしまう。結局、子どもを叱咤激励しているだけで、がんばったことの褒め言葉にはなっていない。だから、いつもと違ってがんばっているなあと感じたら、たいした結果が出ていなくても、がんばっていたことだけを手放しで褒めたなら、子どもはもっと伸び伸びと、次もがんばろうとするに違いない。いつだって、子どもが一番うれしいのは親に褒められ、認められた時だからだ。 

宇宙兄弟を読んでいたら、こんな言葉があった。 

  迷った時はね

  「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ

  「どっちが楽しいか」で決めなさい 

理詰めは人を納得させることはできても、人を動かすことはできない。思いっきり褒めてやらないと、人は動かない。