カテゴリ:1年生
1年生 雅楽体験
1年生では、音楽科の授業の一環として、講師の先生方を招いて雅楽体験を行いました。
雅楽というのは、1300年の歴史を持つ日本の伝統芸能です。
今回は、その中でも楽器を演奏する「管絃」という音楽を学習しました。
本来ならば本物の楽器を使って体験したいところなのですが、学校間での使い回しとなるので、コロナ禍以降は講師の先生が手作りしてくださった楽器を使っていました。
ですが今回は、自分で楽器を製作してそれを演奏するということを、全国で初めて実施することができました。
製作・演奏する楽器は「篳篥」と「竜笛」です。
技術の時間で塩ビ管や電線管にドリルで穴を開けたり、タピオカのストローで作られたリードを取り付けたりしました。
いよいよ完成した楽器で演奏体験です。
拍をとりながら旋律を声に出して歌う「唱歌」と、音を出す練習を終えて、曲に入ります。
音を出すことに苦戦しながらも、雅楽独特の音色を出すことができました。細かな息の使い方次第で繊細な音の変化も出すことができるそうです。
最後には、それぞれの楽器の音やタイミングをよく聴きながら合奏をすることができました。
演奏技術だけでなく、雅楽の際の礼儀や作法も、美しい音楽をつくっていくのに不可欠です。
そういった面でも、日本の伝統音楽の貴重な体験学習になりました。
製作した楽器は、是非お家でも吹いてみてくださいね。