カテゴリ:教員コラム
集中力を生むために!
NHKに羽佐間正雄さんという名スポーツ・アナウンサーがいた。かつて圧倒的な強さで、帝王と呼ばれ、史上最高のゴルファーと称されたジャック・ニクラウスさんへのインタビューがおもしろいので紹介する。
そこで、私は集中力を生むためには何が重要かを質問した。
「それは努力です。」
日本人とおなじようなことを言うなと思いながら、私はさらに聞いた。
「二番目には?」
「二番目に必要なのは、努力ですよ」
「では、三番目は?」
「三番目は努力ですね」
「では、四番目はなんですか」
やっとニクラウスは答えを変えた。
「それは、みなさんが想像もできないような努力です。人が考える二倍も三倍もの努力です。それだけの努力を積み重ねてきたら、そこではじめてどんな人もどんなことに対しても、自信のようなものが芽生えてくるはずです。その自信が芽生えたあとに、初めて集中心がやってくるんです。自信という裏づけがあって、初めて集中できるようになるんです。
努力を支えるもの、それは最終的には強い志に他ならない。(「実力とは何か」1987年)
学校は花でいっぱいです。
年々歳々花相似たり (毎年毎年、花は変わることなく咲くけれども)
歳歳年々人同じからず (毎年毎年、人の顔ぶれは変わっていく)
という、中国の詩を思い出します。