カテゴリ:1年生
1年生9月の道徳
<教材について>
テレビ番組「プロジェクトX」をもとにした教材です。骨髄移植によって白血病患者の命を救うために、日本でも骨髄バンクの組織を作ろうとボランティアの会員たちが奮闘します。そんな中、一人のドナー登録者が血液の適合を告げられます。手術が近づくにつれ恐怖と使命感の間で主人公の心は揺れます。しかし、恐怖を乗り越え、骨髄の提供を決断します。そして、日本初の骨髄バンク登録者による移植手術は成功します。
1991年、ついに日本骨髄バンクが誕生。その数年後、全国集会で出会った患者とドナーは固い握手をして抱き合います。
主人公の揺れる心に迫ることで、自他の「いのち」を大切にすることへの率直な意見を出し合うことができる教材です。
<生徒の感想>
1-1
私は、人の命を救うことは、とても勇気がいることなんだと改めて思った。この授業をする前は、人の命を助けることに、こんなに勇気がいることだとは思わなかった。命を救った田中さんは、本当にすごいと思う。
1-2
世の中に自分だけ良ければいいなんて思っている人はいないと思っている。だからこそ病気にかかった人が元気になることをしてあげたいと思った。自分の決断によって、人を救えることはすごいことだと思う。人に「ありがとう」と言われると、とてもうれしい気持ちになる。
1-3
今ではたくさんの人が入っている骨髄バンクだけど、昔は少なくて、情報もない状態だったと思うので、田中さんはよく登録しようと思ったな、と思いました。私が同じ立場になったとしても、少し考えたいと思うので、すぐに提供しますと言える田中さんがすごいと思いました。
1-4
私はやっぱりドナーになって手術を受けるのは怖いから嫌だけど、田中さんのように、人のために自分の体を提供できるような命を大切に思っていけるような人になりたいと思います。でも、やっぱりドナーになろうとは思えないので、そのぶん命を大切に思っていきたいです。
1-5
僕は田中さんはすごいなと思いました。わけは名前も知らない、顔も見たことない、知らない人に、自分の体を傷つけてまで骨髄を提供できるということは、立派だと思うからです。